鍵(錠)の発達の歴史は、それを鍵なしで開錠し侵入しようとする技術との戦いの歴史でもあります。
侵入者による代表的な開錠手口としては、ピッキング・バンピング・サムターン回し・カム送りなどがあり、鍵(錠)の新技術と共に新しく手口が考え出されています。
防犯を考える上で、上記の侵入者による開錠手口を概説します。
1.ピッキング
特殊な金属の細い棒を鍵穴に差込開錠する犯罪手口です。
防犯性の低い錠であれば数十秒ほどで開錠されてしまします。
2.バンピング
シリンダー錠を不正に開錠するために作成された鍵(バンプキー)を使用し開錠する犯罪手口です。
ピッキング対策にすぐれたディンプルキーを開錠するために作成された鍵(バンプキー)を使用します。
3.サムターン回し
特殊な金属棒などを使用し、ドアの内側にあるサムターン(開錠・施錠するためのレバー)を回転させることにより開錠する犯罪手口です。
4.カム送り
鍵穴を通さないで特殊な工具をドア内部の鍵ケースに直接差し込んで鍵を開ける犯罪手口です。
不正な開錠手口に関してはインターネットなどにも情報が掲載されていたりしており、注意する必要があります。
左記のようなマニュアル本なども発売されており、自宅の防犯に関しては一度、真剣に見直す必要があるかと考えられます。 (注:楽天アフィリエイトへリンクしています。)
どんな鍵でも不正な開錠が完全に防げる保障はありません。侵入者は、開錠に5分以上かかると侵入をあきらめるとゆう報告もあります。防犯性の向上には、各種の開錠手口に対応した異なるタイプの複数の鍵(錠)を使用すると良いとされています。
鍵による防犯を見直す上では、警視庁HPの空き巣防犯対策が非常に参考になります。
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